パトリシアン2

大航海時代、貿易商人ゲーム。舞台は、ハンザ同盟都市。つまりは北欧です。東はフィンランドから、西はロンドンまで! ・・・大航海?
定番どうり、小さい船1隻から身をたててパトリシアン(貴族?)を目指します。基本は都市間の交易ですが、そのうち自分で生産施設とかを建てて一次産業に手をだしたりもできます。基本は、各都市は人口や発展度に応じて、各物品の需要と供給が決まっており、バランスが崩れていると値段が上がったり、下がったりします。まあ、そこに交易商人たるPCの出番があるわけなのですが。が、この交易がまたせせこましい! 産地から商品を仕入れて、持ってきて、でも全部売ると値段が暴落するから、とりあえず倉庫にいれて小出しに販売して・・・。基本的に近場の都市をうろうろしているだけなので、相場に露骨な差もありません。まあ、いくつか利ざやの大きい贅沢品はありますが、そういったものは需要も小さいので大量に売りさばくことができません。つまるところ、ぼろ儲け感がないんですよ〜。ガラス玉とか香辛料でうっはうっは、したいんですよ! その島、ビー玉やるからよこせってことですよ!(後半、新大陸とか、アフリカに探検船団を送り込めるような事もできるようなので、もしかしたら一概にそうとは言えないのかも知れません。)
つまるところ、このゲームは探検とか一攫千金といった浪漫とは無縁な、各都市の需要の変動を計算し、手持ちの船団を効率よく自動巡回させるルートを見いだすかという、ある意味とても正しい商人ゲームなのでした。
あ、ちなみにこのゲーム、海賊行為もできるのですが、見つかると裁判所(!)に訴えられて、裁判に負けると賠償金を払わされます。うーむ。