ふたりゲーム会「BobbyLee」(コロンビアゲーム)

なんか最近南北戦争づいてますが、コンビアの積み木ゲーム。南北戦争東部戦線です。
積み木ゲームてのは、木製の駒を立ててボードに配置して、自分側にしか本当の戦力がわからいないようにして遊ぶ、コロンビア社のシリーズです。ダメージを受けると駒を右回転させて、補充されると駒を左回転・・・って感じで、相手側からみるとその駒が、戦力1なのか戦力4なのか、または歩兵なのか砲兵なのか、戦ってみないとわからないようになっとりますので、作戦の指揮は常に不安感とお友達です。まあ、駒のいないヘクスにはもちろん相手の戦力0ですし、駒が大量にスタックされているようなヘクスは大軍なんだなぁ(全部「戦力1」かもしれないけど(笑)と推測はできるので、完全なブラインドではありません。3歩あるいたから、あれは騎兵だ、なんてことも分かりますし。
でっかいヘクスのボードと、大きめの木製の駒がたち並び、見た目はなんだかドイツゲーム風。
ゲームの駒は極端に言うと、司令部駒と部隊駒の2種類ありまして。ゲームの流れは、司令部を活性化→その司令部の指揮範囲内の部隊駒を移動させる→戦闘がおきるなら解決→相手の番、というのをお互いがパスするまで繰り返します。パスが続いたら、1ヶ月終了、戦力の補充等を行って、次の月です。前述の「司令部の活性化」というのは、そうするたびに、その司令部の戦力が1減少し、もちろん0になるような命令をだしたら、その司令部は除去されます。司令部の戦力補充は結構金を喰うので、最低限にしたいのですが、そんな悠長なことはいってられない状況になることもしばしばでした。
今回のプレイは、最近定番の南軍でプレイ。シナリオはもっとも戦争最初期のセットアップで。駒が少ないので試しプレイに最適かとの判断です。
北軍の要塞前で南軍の大軍が待機状態って感じでゲームが始まります、さすがに要塞かつ大軍な都市に特攻をかける気にはなれず、左右からぐるっと迂回させて相手の戦力を分散させる作戦に。西からは平地を騎兵の精鋭ゲリラ部隊に後方をかく乱させ、東からは大河川を渡河させて、ワシントン手前の森に小軍をはっつかせてプレッシャーを与えます(このゲーム森は防御力が高い)。ゲリラ部隊はほとんど自殺部隊だし、森に陣取った軍は居座れはしたものの、実はそんなに兵力があるわけでもないので、攻めることもできない、かといって帰ることもできない(川越えは特殊な命令が必要)、死軍と化しました。
かといって無駄になったかと言うと、そうでもなく、たとえ小部隊であろうと、放置していては補給路を断たれますし、捕捉するには司令部命令を消費しなくてはなりません。しかも、今回浸透した騎兵部隊はそれなりに精鋭だったので、遅滞戦を繰り返し、かなり長生き+浸透しました。このボディーブローが効いたのか、1年目終了時点で、小都市や補給地の占領点と、継戦ポイント(南軍はとにかく、ターンが進むだけで点がもらえます)でサドンデスに達して勝利。北軍は司令部の指揮範囲の狭さに泣いておりました。
ここまでで、だいたい3時間半くらい。時間がまだあるので、南北入れ替えてプレイ。
前回のゲームで、北軍の司令部のヘタレっぷりをみていたので、とにかく拠点防御に努めようと決意。スタート当初より、南軍は強力な歩兵騎兵を前面に出して、どんどこ進撃してきます。止められる気がしません。しょうがないので、ひたすら遅滞戦を繰り返し、兵力は減らせなくても、司令部を浪費させてやるー、と粘ります。一方で、シナリオ当初より南部に橋頭堡として建設されているモンロー要塞に、ひたすら海上輸送で兵力を送り込みつづけます。首都前面の大軍は、どんどん引き抜かれて、実は砲兵以外は1とか2のヘタレ軍ばかりに(w)。おされっぱなしの北部平原の戦線がのびきったところで、逆転をかけてモンロー要塞から、リッチモンド(南部首都)にむけて進軍開始。じわじわと歩を進めます。こうなると、南軍も北から軍を引き戻さざるをえず、司令部ステップをみるみる消費。私はこの時のために、前2月分の補充ポイントのほとんどを司令部の回復につっこんでおり、ふんだんな機動力を一気につかって、戦闘で空けた穴から主力を無人の南部首都近郊に突入させることに成功。この時点でも、勝利ポイントは南軍有利だったのですが、さすがにもたないとの事で、うっかり氏の投了で終了。
やっぱり3時間ほどで終わりました。1年くぎりで遊ぶなら、軽めですね。
今回は、大規模戦闘がおこらなかったのがちょっと心残りですかね。
次回は某議長追悼記念「イスラエル独立の戦い」(CMJ)です。2回目。