ふたりゲーム会「バルカン電撃侵攻戦」(CMJ)

原題BALKANS'41。イタリアのアルバニア占領を機にした、枢軸軍のユーゴスラヴィアギリシャ侵攻作戦です。私は、今日も今日とて枢軸軍。
オーバーランのやり方とか、補給部隊の存在とか、なんか前やった「イスラエル独立の戦い」に似ているなーと思ったら、作者おんなじ、ミランダでした。
ゲームの目的は、2ヶ月間の前半でどんだけ枢軸軍がユーゴ・ギリシャを占領できるかと、後半それを維持できるかです。都市占領の勝利点が、枢軸軍はゲームの途中時点で、連合軍はゲーム終了時点で判定されるんですね。とはいうものの、連合軍が都市を奪還するのってほとんど無理そう・・・。
特徴的なルールとしては、空軍が戦術空軍・爆撃機・輸送機に分かれていて、いろいろな作戦ができます。あと、ユーゴ・ギリシャのユニットは除去されると、パルチザン化する可能性があって、色々邪魔をしてきます。独逸の機械化部隊は色々有利。戦闘結果表が3種類。そんなところでしょうか。
ヒストリカル配置の後、ゲームスタート。最初の半月で、圧倒的な空軍力を有する独逸軍が連合の空軍を駆逐します。まあ、遅かれ速かれ全滅するんだろうなぁ。
ユーゴスラヴィアの首都ベオグラードは、何故か初期配置では軍を集中配備できないため、殺到した独逸機械化部隊によって、1ターン目で陥落。ユーゴいきなり降伏のピンチ。しかし、返すユーゴの攻撃で低比率攻撃が成功し奪還されます。
いっぽう、ギリシャ方面では。ユーゴ領は平地がひろがっているのですが、ギリシャが山ばっかりで、戦車はほとんど線路沿いにしか進めません。ここで、アテネ占領をあせった独逸戦車部隊が突出、ギリシャの山岳部隊にタコ殴りにあい3個師団を失います。かなりへこむ。このままでは、ギリシャ方面は火力が明らかに足りません。ユーゴ方面軍を至急引き抜かなくてはなりません(イタリアは役にたたないし・・・)。ユーゴ戦を早期に決着させるべく、ベオグラードを再び猛攻。やる気のない(うっかり氏言)ユーゴ軍が耐えられることもなく、2ターン目には再び守備軍を全滅させ、再占領。ただし、このゲームは首都が落ちてもサイコロで5・6の目が出ない限り降伏しません。かてて加えて、国が降伏しても、ユニットは戦い続ける可能性があります。さらにさらに、ユニットが解散してもパルチザンがそのヘクスに発生する可能性もあります。ゴキブリ並です(いやまあ、確立はかなり低いんですが)。
ここで粘られるとかなりピンチだったのですが、3ターン末には5が出て降伏。大量のユニットが卒業された道路を、アテネめがけて突進します。都市勝利点を得るためにはこの4ターン目までに占領しなくてはなりません。しかし、絶妙な位置で生き残った抵抗勢力パルチザンに移動力を消費させられ、アテネには部隊を集めることができません。全空軍を突入させた爆撃も失敗。しかたないので、アテネはあきらめて、もう一つの勝利点都市を攻撃、占領に成功します。
さて、ここまででゲームの半分が終了。枢軸軍の得点を計算、アテネこそ落ちなかったものの、それ以外の都市占領点。ユーゴ降伏による大量の除去ユニットによる得点。かなり補給をケチったので、その分のボーナス。枢軸側も、私の無謀な攻撃で結構なユニットがやられたのですが、それを差し引いても大差がついておりました。しかも、連合軍の戦力も結構ボロボロ。ということで、ここで協議終了とあいなりました。
1時頃から初めて、5時過ぎくらい。だいたい4時間30分でしょうか。
私、結構なミスもしたと思いますし、ダイス目が偏った印象もありませんで、この大差ですから、このゲームほとんど連合側に勝ちはないんじゃないかなぁ。枢軸側が早期の都市占拠を焦らず、補給もバンバン消費して、連合軍の殲滅に走ったら、連合軍がわの「勝ち」はほぼ不可能なような気が・・・。枢軸軍は「戦略的勝利」を達成したら勝ち、阻止できたら連合軍の勝ち、でいいかもしれません。僕らのプレイがぬるいだけかもしれませんが(笑)。
時間があまったので、恒例「独ソ電撃戦」今回はソ連。あいかわらずの、「抱囲したと思ったら逆包囲」を食らって戦車部隊の頭数がかなり少なくなる。ほとんど負けたかとおもったけど、序盤のEXによる歩兵の除去点が利いてなんとか同点。