ふたりゲーム会「草燃える」(GJ)

ポイントtoポイントのカードドリブンゲーム。源平合戦姉川の合戦から壇ノ浦)までを扱います。カードドリブンをかじってみようと云うことでのチョイス(以前の南北戦争はドリブン風味だけどドリブンじゃなかったし)。別に某大河とのタイアップはございません。
私は平家、うっかりさんは源氏。最終的に、平氏は2地方を維持していれば勝ちなので(まあ、九州と四国or中国でしょう)、ひたすら足止め時間稼ぎを繰り返すことになるのでしょう。武将の戦闘力は源氏のほうが明らかに勝っているので、戦闘で勝てる見込みはほとんどありません。ただ、進軍ルートはほぼ一本道がいくつかあるだけなので、街道沿いで後退をつづけていれば簡単に時間がかせげそうです。ただ、このゲームはイベントを使用しない場合の移動が、結構な確立で失敗するので(特に平氏は武将の能力が低いので一層)肝心なところで、兵力が集まらずに各個撃破の危険が常につきまといます。まあ、それは源氏側も同じことで、今回は妙に共同作戦の際に移動失敗の目がよく出ていたような気がします(マーフィー?)。
これだけだと、単なる源氏の押せ押せに、平氏の遅滞戦という単純な陣取りゲームですが、このゲームの肝はなんといっても「忠誠」ルールでしょう。このゲームの頼朝さん(いや、史実でもそうだったらしいけど)やたらめったら猜疑心が強く、配下の大将の忠誠心がみるみる下がっていきます。移動に失敗すると下がるし、戦闘で負けても下がります。はては戦闘に勝利しても、というか期待値的にはこれが一番下がる。いったい、どんな嫌みを言っているのやら。忠誠が0になると、周囲の武将を巻き込んで中立化してしまうため、戦役が進むにつれて、どんどん部下が信用できなくなってきます(あ、なんか皮肉)。
ゲーム展開は、北陸道を進む木曽義仲東海道を進む義経その他軍を街道沿いに待ち受ける形になります。姉川の戦いは源氏に一蹴され、敗残兵をまとめて東海道を後退しつつ遅滞戦を展開します。北陸は源氏の戦力も少ないことから、意外と踏ん張って北陸地方の支配を確保したまま膠着状態になります、こうなると北陸の援軍が毎ターン確保できるため北はほぼ盤石になりました。一方、東海道はじょじょに押し込まれつつ、途中総大将が落ち武者狩りにとっつかまって首を駆られたり(このゲーム、総大将は各陣2人います)となかなか悲惨な状態、尾張に築いた城もあっさり陥落して、ついに京都が目の前です。まあ、都落ちは折り込み済みの展開なので、勝敗はいまだわからずという所でしょうか。が、ここにきて一気に将兵の不満が噴出しだします。いい感じで忠誠心の下がっていた武将に対して、交通の要衝にいるタイミングで秘密ポイントを公開して一気に中立化します。内輪もめで源氏の勢力をすり減らすことに成功。義経も中立化の一歩手前にきていたのですが、反乱のゴタゴタでいきなり討ち死、がっくり。ちなみに、源氏側の戦死者は義経ひとりだけでした(笑)。
反乱のゴタゴタで、思いっきり時間を浪費した上、京に築いた城への強攻が失敗し、ますます行き詰まった源氏側。協議終了ですかねぇ、と話していたところ、関東でゲリラ狩りにいそしんでいた頼朝がうっかり敵支配地でターン終了。消耗チェックで除去決定。名実ともに平氏の勝利が決定いたしました。・・・頼朝・・・。
3時間半くらい。